雪肌精の化粧水に配合されてる、ビタミンC誘導体(アスコルビン酸グルコシド)の効果はどうなのでしょうか?
美白、日焼け、ニキビなど様々な効果を実感できると言われていますが、ビタミンC誘導体としては実は非常に残念な成分。
アスコルビン酸グルコシドの特徴を紹介しますので、雪肌精を購入しようと考えている人は、この記事を読んでからにしましょう。
目次
雪肌精の化粧水、アスコルビン酸グルコシドはどんなビタミンC誘導体?
出典:https://www.kose.co.jp/
ビタミンC誘導体にも様々な種類があり、配合されている種類によって、実感できる効果が大きく異なることがわかっています。
雪肌精と言えば、コーセーの化粧品ブランドで、桃井かおりさんや綾瀬はるかさんがイメージキャラクターになるなど、日本でも高価格帯で販売されている化粧品。
最近は訪日する中国人やタイ人、マレーシア人などがこぞって購入している爆買対象の化粧品としても話題の商品ですよね。
そんな雪肌精の化粧水に配合されているのは、アスコルビン酸グルコシドという水溶性ビタミンC誘導体。
個人的にコーセーの雪肌精は、美白化粧品としても人気のラインなので、高浸透型ビタミンC誘導体のAPPS(アプレシエ)を配合していると思っていましたが、全然違ったんです。
最も古いビタミンC誘導体、その中でも最も効果が低いと言われるアスコルビン酸グルコシドを配合しているのは、なぜなのでしょうか?
アスコルビン酸グルコシドというビタミンC誘導体の特徴とは?
アスコルビン酸グルコシドとは、アスコルビン酸にグルコースを結合させた、水溶性ビタミンC誘導体。
L-アスコルビン酸-2グルコシドとも呼ばれる美白成分。
アスコルビン酸グルコシドのグルコシド基は、肌内部で分解されにくく、ビタミンCの効果が実感できにくいタイプだと言われています。
しかも、アスコルビン酸グルコシドは低価格の化粧品に用いられるタイプの水溶性ビタミンC誘導体。
雪肌精なのに、実は低価格の化粧品と同じビタミンC誘導体を使用していたというのは驚きです。
しかし、雪肌精 シュープレム 化粧水 Ⅱに配合されているビタミンC誘導体も、アスコルビン酸グルコシドなので、コーセーの雪肌精シリーズはそれで統一されているのかもしれません。
ここ数年で、様々なビタミンC誘導体が開発される中で、アスコルビン酸グルコシドは、ほぼ効果のないビタミンC誘導体とも言われています。
なぜ、そうなのか?
これはアスコルビン酸グルコシドが美白成分として、承認された仕組みを知ることで理解できます。
アスコルビン酸グルコシドは、グルコシド結合を分解する酵素が大事!
これは全てのビタミンC誘導体に言えることですが、ビタミンC誘導体とは、安全性の低いビタミンCに化学的に何かを結合することで、安定性を高めた美容成分。
だから安全性が高いことも大切ですが、肌の中でその結合を分解する酵素が存在し、そこではじめてビタミンCの効果を発揮できるという特徴があります。
アスコルビン酸グルコシドのビタミンC誘導体の効果を実感するためには、グルコシド結合を分解する酵素が必要になりますが、実は人間はほとんど持っていません。
だから、効果のないビタミンC誘導体と言われる始末。
ではなぜ、このアスコルビン酸グルコシドが美白成分として認められているのか?
それはラットを使った実験で、美白効果を発揮し、それを人間の肌で臨床せずに提出され、医薬部外品認定を受けたから。
ラットの肌には、グルコシド結合を分解する酵素が多数あるので、美白成分として十分に機能することもわかっていますが、人間の肌にはほとんどありません。
医薬部外品に認定される際に、大企業の力が働いたのか?それとも別の何かが働いたのかは不明ですが、ラットの試験結果で承認されているので、このような結果に。
それを大企業のコーセーが、雪肌精というメジャーブランドに使用しているのですから、なかなかびっくりする話です。
雪肌精も使用するアスコルビン酸グルコシドに副作用はないのか?
人間での臨床結果が十分ではないということで、気になってくるのが、副作用はないのか?という部分ですよね。
白斑事件を起こしたカネボウのロドデノールの様に、実はアスコルビン酸グルコシドを使った化粧品で、白斑の報告が40件以上も上がっているという話もあります。
これは雪肌精で起こった報告というわけではありませんが、アスコルビン酸グルコシドは低価格な美白化粧品に配合されている成分なので、流通量が多くなりますよね?
そうすると、白斑のようなまだらになる症状を実感する人も増える傾向にあります。
母数が増えれば、それだけ肌に異常を感じる人が増えてもおかしくない話ですので、非常にざんねんな話ですが、ビタミンC誘導体では起こらないと思っていた白斑が起こった報告があるのは、実際の話。
だからすぐに、アスコルビン酸グルコシドを使用している雪肌精が問題だとは言いませんが、そもそもビタミンC誘導体としては、最も美白効果が低いもの。
だからあえて、美白化粧品を選ぶのなら高価格の雪肌精を選ばなくとも良いと私は思います。
ビタミンC誘導体配合化粧品を選ぶなら、APPS(アプレシエ)が一番!
ここ数年で、様々なビタミンC誘導体が開発されているという話をしましたが、現時点で最もおすすめできるビタミンC誘導体は、高浸透型ビタミンC誘導体のAPPS(アプレシエ)です。
APPSの特徴は、非常に優れた浸透性です。高浸透型ビタミンC誘導体と言われるのも、その浸透力の高さから。
実際にどの程度凄いのかと言えば、通常のビタミンC水溶液の100倍、水溶性ビタミンC誘導体の11倍と言われています。
美容成分の効果を実感するには、その浸透力の高さが大切で、エステサロンなどで美顔器があるのは、美容成分をより置くに浸透させるため。
APPSは通常のビタミンC水溶液の100倍の浸透力で、ハンドプレスだけで真皮層まで浸透します。
これは美顔器を使って、イオン導入したのと同じレベル。
それがどれだけ優れたことなのかは、おわかりだと思います。日々の簡単なスキンケアで、イオン導入と同じ効果を日々実感できるんです。
だからこそ、雪肌精のアスコルビン酸グルコシドよりも、より美白効果もニキビに対する効果も優れており、美肌づくりに役立つ美容成分。
私もAPPS配合化粧水を使用していますが、その美白効果の高さや美肌づくりに役立つ効果には、非常に満足しています。
APPS配合化粧水でおすすめなのは、サイクルプラスのエンリッチローション
サイクルプラスのエンリッチローションという化粧水をご存知でしょうか?
オレンジのボトルに入った、2剤式のAPPS配合化粧水。
この2剤式というのは、エンリッチローション独特のタイプになっていますので、雑誌やネット上で見かけたことがある人もいるかもしれません。
なぜ2剤式なのか?
それはAPPSが、アスコルビン酸グルコシドのように安全性が高くなく、大量生産や長期保存に向かない美容成分だから。
だから少しでも新鮮な状態で使用することを前提に、エンリッチローションが作られています。
そしてエンリッチローションには、1ヶ月という使用期限が設定されているのも、より良い状態で使用して、その効果をしっかり時間して欲しいからという配慮から。
逆を言えば、雪肌精のようなメジャーブランドがAPPSを使用しないのは、長期保存に向かないので、大量生産すると品質の劣化が起こるからです。
しかし、美白成分や美容成分としての効果は、APPSの方が何倍も優れているというのは、すでに紹介したとおり。
エンリッチローションと雪肌精、どちらの価格が安いの?
雪肌精とエンリッチローションを比較するなら、それぞれの価格も気になるところ。
雪肌精の方が安ければ雪肌精を選びますが、確か5000〜6000円以上もする高価格帯の化粧品ですよね?
サイクルプラスのエンリッチローションは、なんとプチプラ価格の2800円。
それで11倍もの浸透力のある高浸透型ビタミンC誘導体を配合しているので、どちらが肌に良いのかは、言わなくともわかりますよね。
APPS配合化粧水も本当は高いんです。
一般的な商品は、雪肌精と同じ価格か、それ以上の価格帯で販売されていますが、エンリッチローションは別。
なぜエンリッチローションが安いのか?
それはドラッグストアなどに流通させずに、メーカー直販でしか販売していないから。
だから中間マージンをなくし、直送することでコストを削減し、販売価格を抑えているという企業努力があるからです。
ドラッグストアでエンリッチローションをみかけないのは、そういった価格面の部分とより新鮮なビタミンC誘導体を届けたいという効果を期待してのもの。
だからもしあなたが雪肌精を購入しているなら、なくなり次第、エンリッチローションのAPPSを試してみることをおすすめします。
実際に私が愛用しているエンリッチローションの情報をまとめた記事がありますので、これを読むと成分や効果、口コミや評判が分かります。
半額ほどの価格で、より効果の高い化粧水を購入できるわけですから、プチプラ価格のエンリッチローションを試さない理由はないですよね?
アスコルビン酸グルコシドやAPPS(アプレシエ)って、本当にそんなに効果が違うのとか、ビタミンC誘導体には、他にどのような種類があるの?ということが気になる人はこちらの記事。
この記事では、美容成分としてのビタミンC誘導体の詳細を紹介していますので、ビタミンC誘導体に興味がある人は、ぜひ読んでみると良いと思います。
雪肌精も良い化粧品ですが、実際の美容成分を比較すると、やはり大企業の製品という特徴があることが良くわかったと思いますので、あえて購入する理由はありませんよね。