授乳中の女性にが悩む肌のシミやソバカス対策に、ビタミンC誘導体が安全で効果的だと言われています。
ハイドロキノンやトレチノインなどの美白成分もありますが、なぜビタミンC誘導体がよいのでしょうか。
赤ちゃんに対する影響や安全性なども踏まて、授乳中の美白効果が高い理由を解説します。
目次
産後や授乳中のママはシミができやすい!
妊娠初期から女性の体内では、様々なホルモンバランスに変化が起こり、赤ちゃんを育てるような体型や体質に変化していきます。
その過程で、プロゲステロンというホルモンが分泌され、メラニン色素を増加させ、シミやそばかす、肌の黒ずみなどの症状の原因に。
プロゲステロンが増加させたメラニン色素も、通常なら28日周期のターンオーバーで、どんどん体外に排出されますが、妊娠中はターンオーバーが乱れがち。
その結果、メラニン色素が肌の内側に留まってしまい、普段よりもシミやそばかす増えたり、目立ちすやすくなってしまうんです。
でも、産後や授乳中にシミやそばかすが目立つようになるのは、さらなる原因があったんです。
授乳中にシミが濃くなる原因は、ビタミンCの消費!
産後や授乳中はただでさえホルモンバランスの影響を受けて、シミやそばかすが目立ちやすい環境があるのに、そこに追い打ちをかけるのが、ビタミンCの大量消費。
出産をしても、しばらく時間が経過すればシミやそばかすは薄くなりますが、授乳中に限って言えば、シミが濃くなったと感じるママが多いんです。
それは赤ちゃんの健康や栄養を守るために、普段よりも大量のビタミンCを消費するから。
高い抗酸化作用のあるビタミンCが不足するだけではなく、産後のストレスや紫外線の影響で、活性酸素がどんどん増えてしまいます。
活性酸素の影響から、体を守るためにメラノサイトが活発に活動してメラニン色素がどんどん生み出されます。
メラニン色素が増えると、日焼けやシミの原因になり、シミが濃くなったり、大きくなったりして出産前よりも目立ってしまいます。
これが授乳中に、普段よりもシミやそばかすが濃くなってしまう原因。
授乳中のシミやそばかす対策には、ビタミンCが効果的
普段なら、シミやそばかすになりにくい状態を維持できていたはずなのに、授乳中でビタミンCが不足し、それがきっかけでシミやそばかすができる。
その原因であるビタミンCを補ってあげることで、メラノサイトの活性を抑制し、メラニン色素を産生しなくなればよいわけです。
でも美容成分としのビタミンCは、安定性も浸透力も弱く、スキンケアには不向き。
さらに授乳中のホルモンバランスの影響を受け、普段使っているようなスキンケア商品でも、肌に合わないこともある状態で、刺激のあるビタミンCを使うと逆効果になる可能性も。
だからより安定して刺激の少ない、ビタミンC誘導体を活用するのが効果的なんです。
授乳中のスキンケアなら、新型ビタミンC誘導体であるAPPS(アプレシエ)がおすすめ。
APPS(アプレシエ)の浸透力と安定性は凄い!
ビタミンC誘導体にも幾つかの種類があり、最もおすすめなのが新型ビタミンC誘導体のAPPS(アプレシエ)。
APPSは、通常のピュアビタミンCの100倍の浸透力があり、肌の真皮層までハンドプレスで浸透します。
そこでビタミンCに還元されることで、様々なスキンケア効果を発揮します。
ビタミンCを真皮層に届ける方法として、イオン導入もありますが、妊娠中や授乳中のイオン導入は胎児や赤ちゃんへの影響も考えられるのでおすすめできません。
そこでハンドプレスだけで、同様の効果があるAPPSがおすすめ。
新型ビタミンC誘導体であるAPPSに期待できる効果は、
- 美白効果(シミ取り・シミ対策)、くすみ改善
- 吹き出物やニキビの予防
- 毛穴の開きや毛穴ケア効果
- しわやたるみ改善効果
- エイジング肌ケア効果
- 目元のくまの改善効果
この効果を産後のスキンケアに活用しない理由はありませんよね?
でも他にも美白成分がありますが、ビタミンC誘導体とどちらが良いのでしょうか。
ハイドロキノンやトレチノインは、授乳中でも大丈夫なの?
人気の美白成分として、皮膚科でも処方されているハイドロキノン。
その強い美白効果が人気で、皮膚科で処方してもらったり、ハイドロキノン配合の美白化粧水を使っている人も多いですよね?
産後や授乳中のハイドロキノンやトレチノインは、赤ちゃんへの影響は大丈夫なのか不安になって、少し調べてみましたので、参考にしてみてください。
皮膚科で処方されるハイドロキノンの授乳中の安全性は?
皮膚科で普段から、ハイドロキノンを処方してもらっているのであれば、妊娠や授乳中など診察のタイミングで、医師に確認するのがベストです。
でも出産後にシミやそばかすが濃くなり、ハイドロキノンを皮膚科で新たに処方してもらおうと考えているなら、この情報が参考になると思います。
授乳中のハイドロキノンは、基本的に禁忌です。
幾つかの皮膚科の病院やクリニックの公式サイトには、効果が強い薬なので、妊娠中・授乳中のハイドロキノンの使用は控えるようにと記載されています。
ハイドロキノンの薬効は1ヶ月ほどしか持ちませんので、過去にもらったものを使うのもNGです。
残念ながら、皮膚科で処方されたハイドロキノンは、妊娠中も授乳中も使うことは出来ません。
ハイドロキノン配合化粧水の授乳中に対する安全性は?
では皮膚科で処方されたものではなく、市販のハイドロキノン配合化粧水ならどうなのか?
有名な、アンプルールとビーグレンの見解は、実は授乳中でも大丈夫というもの。
それぞれの商品のハイドロキノンの含有率が低いという理由。
- アンプルールは、約2.5%
- ビーグレンは、約1.9%
しかし、市販のハイドロキノン配合化粧水には、5%ほどの高濃度のものもあるので実際には注意が必要です。
6%を超えるハイドロキノンを継続使用したり、低濃度でも同じ箇所にハイドロキノンを塗っていると白斑が出るリスクが指摘されていますので、注意しましょう。
授乳中のハイドロキノンの使用は、やはり不安。
ハイドロキノンは濃度や長期使用による白斑のリスクが指摘されていたり、皮膚科で処方される濃度は授乳中には不向きだったりと、何かと副作用やリスクの気になる美容成分。
しかもハイドロキノンを塗った肌は、日焼け止めなしで海に行くようなレベルで、紫外線の影響を受けてしまうもの。
だから授乳中というシミやそばかすが、できやすいタイミングで使う美容成分としては、個人的には不向きだと考えます。
また濃度が高くなると肌への刺激やダメージの原因となりますし、1ヶ月以上経過すると酸化して使えなくなるというデメリットも。
総合的に考えると、授乳中はもっと安心して使用できる美容成分であるビタミンC誘導体の方がメリットが高いと考えられます。
トレチノインは、授乳中は使用できない美容成分です。
トレチノインは、元々ビタミンA誘導体の一種で急性前骨髄性白血病の治療薬として開発されたもの。
美容成分ではなく、医療成分で劇薬指定されています。
錠剤のトレチノインを服用した場合には、催奇性が高いことがわかっており、男女ともに服用後2年間の妊娠は禁忌。
催奇性とは、奇形児が生まれるリスクが高いということです。
だから、授乳中のトレチノインは顔であっても、できる限り控えたほうが良いというのが基本的な考え方。
授乳中に赤ちゃんへの影響を考えたスキンケアをするくらいなら、もっと安全なビタミンC誘導体を使う方が、精神的に無駄なストレスを溜めずに済むと思います。
授乳中でも安全なビタミンC誘導体がおすすめ!
やはり、ハイドロキノンもトレチノインも美白成分として人気かもしれませんが、わざわざ授乳中の使うものではありません。
もっと安全で、授乳中の減少することがわかっているビタミンCを、肌に直接届けることができる新型ビタミンC誘導体のAPPS。
これを活用するのが、最も効率的で効果のあるスキンケアだと思いませんか?
ビタミンC誘導体なら、シミやそばかすだけではなく、シワや弾力、肌のハリなども改善してくれます。
産後の肌トラブルや肌の悩みを解決してくれますので、ビタミンC誘導体配合化粧水を活用したスキンケアを行うことをおすすめします。